右勺

登録番号 R006870
時代‧年代 殷代
材質 青銅
遺跡所在地 殷墟西北岡遺跡 1400号墓
遺跡名 中国河南省安陽県侯家莊
寸法 長31.5cm 幅16.5cm 高10.5cm

概要

右勺と寝小室盂、龍紋盤、陶磢(そう)などの沐浴道具は、晩商期の殷墟西北岡1400号大墓から出土した。勺の口縁部は大きく広がり楕円形をなしており、深い。円柱状の中空の柄をもあち、水を汲む器である。全体は無紋で、把手には「又」(右)という銘文があり、「右勺」と呼ばれている。銘文の「右」とは、位置を指すと推測されている。分割鋳型によって鋳造され、把手の背面に湯口(注入口)が残っている。把手は外れていたが補修して完形品となっている。