石製虎首人身正座像

登録番号 R001757
時代‧年代 殷代
材質
遺跡所在地 殷墟西北岡遺跡 1001号商王大墓
遺跡名 中国河南省安陽県侯家莊
寸法 高37.1cm 長21.4cm 幅26.8cm

概要

虎の頭と人の身体をもち、正座する彫像である。虎の頭はやや上向きで、口を開いて鋸歯と犬歯を露出し、両耳は立っていて、両掌は膝の上に置き、手指は爪状で、後ろ脚は蹲踞(正座)の形である。力強い陰刻線で「臣」字型の眼や各部位の装飾を掘り出す。背後には縦方向の溝があり、上下に背部を貫く。その溝は底面と垂直ではなく、約93°に傾いていて、溝に支柱をはめこんだものと考えられる。木製の建築の装飾として用いられたものであろうが、出土時には墓壙に散乱した状態であったため、原位置情報は失われ、実際の使用法はわからない。

1. 「臣」文字な目
目の彫刻方は倒れた「臣」の文字と同じようにしているからなづける、商から西周まで流行っていた。

2.背は溝
背後には縦方向の溝があり、上下に背部を貫く。その溝は底面と垂直ではなく、約93°に傾いていて、溝に支柱をはめこんだものと考えられる。