侈口束頸円腹圜底罐

登録番号 T0030013
時代‧年代 金石併用時代
材質
遺跡名 十三行遺跡 B区 62号墓
遺跡所在地 新北市八里区頂罟里
寸法 高10.6cm 口径9.8cm 厚0.4cm

概要

出土時、器内には玻璃(ガラス)製の玦形(けつがた)耳飾りが納められており、同墓からはほかに、珠による装身具、銅銭、銅牌、青銅製の鈴などが出土しております。本器は赤褐色を呈する砂混じりの土器(夾砂陶)で、器全体に赤褐色の化粧土(陶衣)が施されております。口部はわずかに外側へ開き(微侈)、口の内側には四箇所の唇状の構造を有し、頸部はくびれ(束頸)、胴部は膨らみ(鼓腹)、底部は丸みを帯びた形状(圜底)を呈しております。口縁の外側には、飛稜状(ひりょうじょう)の貼付文が施されております。胴部には、貼付文の技法によって五周にわたる平行文様が彫り込まれており、上部の四段は菱形に近い形状を呈し、最下段は格子状(方格文)を呈しております。本器の胎質は十三行遺跡において主流を占める土器の類に属するものでございますが、その器形および文様は極めて精緻かつ特殊であり、台湾の先史文化においては稀少な事例とされております。

1. 侈口(しこう)
口部がラッパ状に大きく外側へ開いた特徴を指します。

2. 唇状構造
器口から内側へ延びる、不連続な四箇所の唇状の構造で、いずれも上部がわずかに凹んでおります。出土時にはその多くが破損しておりました。現在のところ、類似する器形や構造の類例は確認されておらず、これが何らかの機能を有していたのか、あるいは単なる装飾であったのかは、判然としておりません。

3. 飛稜状貼付文
口縁の外側、唇状構造に対応する箇所には、上下二段に配された飛稜状の貼付文が施されております。

4. 貼付文(ちょうふもん)
器の胴部表面に薄い泥片を貼り付け、その泥片がまだ半乾きの状態にあるうちに文様を施す技法でございます。

(本文の日本語訳は、AI(Anthropic Claude)による翻訳協力のもと。)

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