玉立鳥形笄

登録番号 R009062
時代‧年代 殷代
材質
遺跡名 殷墟小屯遺跡 331号墓
遺跡所在地 中国河南省安陽県小屯村
寸法 長12.1cm 徑1.6cm

概要

本作は、殷墟遺跡・小屯(しょうとん)の331号墓より出土したもので、墓主の頭部付近から、複数の玉製の魚形飾りおよびトルコ石とともに発見されており、一組の頭飾りを構成していたものと推測されます。本器は減地浅浮彫(げんちせんふちょう)の技法を用いて表された、立ち姿の隼(はやぶさ)を象る玉器でございます。新石器時代、長江中流域に栄えた石家河文化(せきかがぶんか)に典型的に見られる器物であり、殷代において「骨董(古い伝世品)」を用いる風習があったことを示すものとして、婦好墓(ふこうぼ)においても同様の現象が確認されております。本器上半部には、直立し、両翼を交差させ、尾羽をすぼめた隼の姿が表され、鳥の嘴の下方および尾の下方にそれぞれ一つずつ穿孔が施されております。

※ 穿孔部分の再現は技術的制約が大きいため、本模型はあくまで参考としてご覧いただくものでございます。

1. 鳥喙(ちょうかい)
嘴の形状と張りを表現するために穿たれた穿孔であり、装飾性の穿孔と考えられます。
2. 羽翅(うし)
減地浅浮彫の技法によって表されております。両翼は背に向かって伸び、交差する構成となっております。項(うなじ)より下、両翼の交わる箇所より上の背部には、さらに浅浮彫による陰刻線で羽毛の表現が施されておりますが、線が浅いため、ほとんど判読できない状態でございます。
3. 鳥爪(ちょうそう)
減地浅浮彫の技法によって表されており、脚部にあたる箇所はやや深く彫り込まれ、その下に二本の趾(あしゆび)が連なっております。右側のみが遺存し、左側はほとんど判読できない状態でございます。
4. 穿孔
尾羽の下方に見られる貫通した孔で、実用的な機能を有する穿孔と考えられます。

(本文の日本語訳は、AI(Anthropic Claude)による翻訳協力のもと。)
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