骨製穿孔銛(もり)
登録番号 | T9700043 |
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時代‧年代 | 台湾新石器時代 |
材質 | 骨 |
遺跡名 | 三宝埤遺跡 |
遺跡所在地 | 台南市安定区安定里 |
寸法 | 長14.2cm 幅2.4cm 厚0.1cm |
概要
鹿角で作られ、上部に3つの矢尻を順番に並べたように、3つの鉤がついている。下部には一孔が穿たれ、その周辺の器表には明らかにやすり掛けをした痕跡が残る。下端は細くなっており、背面は平たく調整されるも、研磨は不完全である。
同時期の周辺遺跡では、骨器の発見例は多くはなく、主に陸生の哺乳類の肢骨や鹿角によって骨尖器や穿孔骨器などと類別されるものが作られている。それらの機能は縫製用の針や、漁撈用の銛や釣り針などと考えられる。