石虎

登録番号 R014450_2
時代‧年代 殷代
材質
遺跡所在地 殷墟西北岡遺跡 1500号商王大墓
遺跡名 中国河南省安陽県侯家莊
寸法 高13.4cm 長29.8cm 幅10.1cm

概要

虎形立雕は西北岡1500号大墓南墓道の夯土から出土された。一緒に出土されたのは三対、二組首尾相連の石動物立雕である。体が大きい龍は一番前にあって、牛は真ん中で、小さい虎は後ろにある。入れる順番はわざと仕組まれていた、邪魔されたことはなかった。こちらの石虎はR014450_1より色が濃い、灰白色に見えて、不規則な斑紋が付いている。全体的はやや長方形で、坐臥状のように見える。口は少し開いて、歯が露出している。深い彫刻は正面だけ、両側は浅陰刻しかない。そして両側顎のあたりは腮捲紋がある。陰刻された「臣」文字な目があって、鼻の内旋は二重に刻んでいた。目の後ろは高くて長方形な耳があって、耳と耳の間は溝が区切っている。塊状の体には中央部が凹んでいる背中がある。体の両側にはやや形が見えて、浅陰刻された四足の筋肉と足のつま先がある。お尻がちょっと引き締めって、後ろは塊状で表現された上向きの尻尾がある。底は溝がはまっている。簡単な造形と装飾だけではなく、浅い彫刻と見えやすい磨き跡もある。1001号大墓から出土した動物立雕の複雑な表現方法と比べて、明らかに違っている。

1. 「臣」文字な目
目の彫刻方は倒れた「臣」の文字と同じようにしているからなづける、商から西周まで流行っていた。
2. 底は溝
3. 斑紋
石自体は虎の縞模様と似ている茶色の縞模様がある。
4. 浅陰刻
足の輪郭とつま先は浅陰刻で刻んでいた。