石龍一組
侈口縮頸圓腹凹底罐
刻辞亀腹甲
胎土は灰黒色で、長頸をもち、卵のような丸底の腹部へと連なる。本品は副葬品であり、大湖文化烏山頭期の特色ある墓葬行為を表わしている。当時の主要な葬送法は俯身直肢、墓穴は非常に深く、装飾品を副葬することはまれで、頭部近くにあたる墓穴上方には、食物を盛るための土器を置く、というものである。