石牛

登録番号 R014451_2
時代‧年代 殷代
材質
遺跡所在地 殷墟西北岡遺跡 1500号商王大墓
遺跡名 中国河南省安陽県侯家莊
寸法 高12.8cm 長28.2cm 幅12.1cm

概要

牛形立雕は西北岡1500号大墓南墓道の夯土から出土された。一緒に出土されたのは三対、二組首尾相連の石動物立雕である。体が大きい龍は一番前にあって、牛は真ん中で、小さい虎は後ろにある。入れる順番はわざと仕組まれていた、邪魔されたことはなかった。
こちらの石牛はR014451_1より色が濃い。灰白色に見えて、不規則な斑紋が付いている。全体的はやや長方形で、坐臥状のように見える。口は溝みたいである。大きくて丸い「臣」文字な目があって、鼻は「()」の形に刻んでいた。目の後ろは曲がっている一対の角が背中に伏せている。角は簡単な装飾で飾っている。そして角の下には雫のように、内側に少し凹んでいる一対の耳がある。体は素朴で、特に装飾がない。四足は多少形があって、お尻がちょっと持ち上げていて、上には尾がある。底は溝がはまっている。簡単な造形と装飾は1001号大墓から出土した動物立雕の複雑な表現方法と比べて、明らかに違っている。

1. 「臣」文字な目
目の彫刻方は倒れた「臣」の文字と同じようにしているからなづける、商から西周まで流行っていた。
2.  底は溝が